第三種電気主任技術者について
電気工学科では、電気工事に必要な「電気工事士」の資格を取得する一方で、電気保安監督に従事できる「電気主任技術者」の資格取得を目指しています。
経済産業省「第二・三種電気主任技術者」認定校でもあるので、卒業後、一定の実務経験で「第二種・第三種電気主任技術者」の資格を無試験で取得することができますが、在学時から実力で各資格試験にチャレンジしています。
「電気主任技術者」は難易度が高い資格のため、税理士試験と同じように科目合格制度があり、有効期限の3年間で4科目の試験に合格すれば第三種電気主任技術者免状が得られます。
「先生にたくさん質問して理解を深めよう」
(2022年度 合格)
(電気工学科)
「とにかくあきらめないことが一番大切」
(2020年度 合格)
(電気工学科)
明穂さんは、4科目すべてに合格し、第三種電気主任技術者合格となりました。
令和2年度の全国平均合格率は9.8%、相変わらずの超難関試験となっています。
- 合格した科目は?
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2年次 「理論」「法規」「電力」「機械」
- 受験勉強での苦労と工夫した点
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重要な点をノートにまとめる
合格に向けて、「これだけ」シリーズのテキストだけを何度も繰り返し勉強しました。また、分からないところは先生に聞いたり、重要なところをノートにまとめたりしながら理解を深めていきました。
- 後輩へのメッセージ
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とにかくあきらめないことが一番大切
資格取得を目指す皆さんは、勉強していく中で分からない問題、理解できない内容もあるかと思いますが、とにかくあきらめないことが一番大切だと思います。
- 将来へ向けて
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電気主任技術者として働きたく、資格取得を目指していたので、合格できてホッとしています。
- 電気工学科について
中村さんは、第三種電気主任技術者の取得に必要な4つの科目全てに合格しました。
令和4年度の全国平均合格率は8.3%で、合格率10%を切る超難関試験となっています。
第三種電気主任技術者を取得することで、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の工事で、点検や保安監督業務が行えます。 また、電力工事の請け負う建設会社や電気関連の仕事、工場、ビルメンテナンス会社など、多くの業界で活躍できます。
1年次 「法規」
2年次 「理論」「電力」「機械」
受験勉強では、ネット上で無料公開されている過去15年分の過去問の解答・解説を参考にしながら勉強しました。 特に「機械」科目の範囲は広くて覚えるのに苦労しました。
1年生の初めの頃に、チューターの三田先生から、第三種電気主任技術者での様々なメリットを聞いて興味を持ち目指そうと思いました。
資格試験の問題は、数学の知識が必要になるので高校数学を復習してください。特に三角比、ベクトル、複素数は必須です。
また授業での分からない箇所は、先生にたくさん質問して理解を深めるようにしてください。
西日本電気テック株式会社に内定して、今後は鉄道の電気設備の検査に携わりたいと考えています。社会人生活では、今回取得した第三種電気主任技術者の知識を生かしながら、さらに上位資格の第二種電気主任技術者の取得を目指したいと思います。
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