就職・資格 2025.07.17
<特集第1回>船、ビル、橋、電気、映像、システム開発まで!
“手に職”で未来を切り拓いた先輩の今 ー「システム開発」「船」「ビル」編ー

高校生の皆さん、将来「どんな仕事がしたいのかな?」「自分にはどんな力が身につくんだろう?」と考えていませんか?今回は、広工大専門の卒業生が、プロの「技術(手に職)」を身につけて、今、社会でどんな風に活躍しているのかをご紹介します!最新のシステム開発から、巨大な船や建物を造る仕事、そして皆さんが目にする映像を作る仕事まで、様々な分野で未来を切り拓いている先輩たちの声を聞いてみましょう!
システム開発で人々の生活を豊かに!
最初にご紹介するのは、株式会社パーソナルシステムで活躍するスズキ 孝輝 ホドリーゴさんです。スズキさんは、大手小売チェーン店の管理システムを担当しています。
具体的には、お店の売上金額や在庫といった、お金と物の動きを管理するシステムの修正や機能追加を行っています。この仕事のやりがいは、自分が手掛けたシステムが、間接的に私たちの生活に役立っていると実感できることです。例えば、お店が在庫管理システムを導入することで、手作業の時間が短縮され、空いた時間でお客様への丁寧な接客につながる、といった形で、安心して買い物ができるようになるんですよ。と話してくれました。
専門学生時代には、クラスの有志で小学生向けのプログラミング教室を開催した経験があり、公民館の方とのやり取りを通してコミュニケーション力を磨いたそうです。この力が今、システムエンジニアとして設計書の作成や他のプログラマーとの連携に大いに役立っていると話していました。
今後の目標は、お客様の要望に応えられるシステムエンジニアになること。そのためには、プログラミングの豊富な知識や経験はもちろん、今まで以上に高いコミュニケーション力が不可欠だと語ってくれました。

憧れの造船業界で、大きな船を造り上げる!
続いては、内海造船株式会社で働く冨士井 浩太さんです。冨士井さんは、船にエンジンや周辺機器を搭載し、エンジンルームを造り上げる部門に所属しています。
主な仕事は、配管が適切につながっているか、例えば配管から燃料などが漏れる可能性がないかなどを、段取りをしっかりと決めた上で入念に検査することです。
子どもの頃に学校の授業で造船の紹介ビデオを見て、「大きな船を自分の手でつくり上げる技術者」のかっこよさに惹かれ、この道に進んだそうです。
仕事のやりがいは、検査業務が完了した時の達成感。特に、自分の携わった船が初めて海に浮かぶ「進水式」に立ち会う瞬間は、業務の苦労や喜びがこみ上げてきて、感慨深いそうです。
完成した船は、日本各地で多くの物や人を運び、物流や観光の面で人々の役に立っています。
専門学生時代に機械工学科で得た知識や経験、そして資格が、日々の業務を進める上で大きな助けになっていると話してくれました。
街の快適を支える、建築のプロ!
私たちの生活に欠かせない建物やインフラを支える先輩もいます。
錦建設株式会社の大野 純生さんです。大野さんは、現場監督として、マンションの大規模改修やビルの部分メンテナンスなどに携わっています。
仕事のやりがいは、完成した建物を自分の目で見たり、発注者さんから「綺麗になったね」という嬉しい声をかけてもらえた時です。
一級建築士である曽祖父の姿を見て建築の仕事に興味を持ち、二級建築士の合格率の高さから広工大専門への進学を決めたそうです。
在学中に二級建築士に合格し、現在はさらに上の一級建築士を目指して勉強中。将来は、自分で設計した注文住宅を建てたいという夢を持っています。
<第2回>「橋」「映像」「電気」編へ
第1回は「システム開発」「船」「ビル」編をご紹介しました。第2回は「橋」「映像」「電気」編をご紹介していますのでこちらからご覧ください。
続いてお知らせです。
今回紹介した卒業生が8月3日(日)のオープンキャンパスOBOGインタビュー会に出席します。入学する前から就職後までの心境や経験などを話していただきますので必見です。
オープンキャンパスの詳しい内容はこちらをご覧ください。

