音響映像 2025.08.08
【制作】45thドリーマーコンサートの裏側に迫る学生インタビューvol.1

2025年7月にアステールプラザで行われた音響・映像メディア学科のコンサート実習「ドリーマーコンサート」。
そのコンサートを作り上げた「制作」、「照明」、「音響」、「映像」の各セクションチーフに話を伺うこの企画!
今回は制作セクションで舞台監督を務めた古谷さんにお話を伺います。
【昨年度の学生インタビューはこちらから】
vol.1 - 制作セクション(実行委員長)
vol.2 - 音響セクション
vol.3 - 映像セクション
vol.4 - 照明セクション
■「制作」の仕事について
――制作セクションを選んだのはなぜですか?
現場を回す責任のあるポジションに挑戦したかったからです。
――制作セクションの仕事内容を教えてください。
準備・企画段階では、スケジュールの作成(全体の流れや各部署の動き)が主な仕事です。その他、準備段階から本番終了までの出演者・関係スタッフとの交渉や連絡を行います。
――古谷さんはどんな仕事を担当しましたか?
私は「舞台監督」という舞台全体を管理する仕事を務めました。
準備段階では演出プランを理解して照明・音響といった演出について各セクションとすり合わせを行い、本番ではキュー出し(照明・音響・転換などの合図)など舞台の進行管理を担当しました。

■準備中~本番について
――本番に向けた準備の中で、大変だったこと・苦労したことはありますか?
各セクションとの情報共有が大変でした。
どんな行動や発言をするにしても、一度、各セクションのチーフに確認を取ってから動くように意識しました。
――本番中に大変だったことはありますか?
連絡を取り合うのに必要なインカムの一部が繋がらなくなるというトラブルがありました。
さらなるトラブルに繋がらないように、すぐに使えるインカムの数を確認し、それを持つ担当者の割り振りを見直して再配分しました。
また、リハーサルの時にアーティストへの情報共有がうまくいっていなかった部分もあり、やはり現場ではいくら確認してもトラブルはつきものだなと感じました。
しかし、本番では緊張や心配などはなく、楽しいイベントになりました!

■本番を終えて
――本番を終えた時は、どんな気持ちでしたか?
楽しかったです!
私は「なるようにしかならない!」と思っているのでトラブルがあっても常に前向きに楽しく取り組めたのですが、やはり終わった瞬間は安心しました。
――1年生のときと比べて、成長を感じたことはありますか?
「多分…」や「だったはず…」のような自信のない返事をしなくなったなと思います。責任を持って発言・行動するようになりました。
――準備から本番終了後までを通して、嬉しかったこと・楽しかったことを教えてください。
好きな事、やりたい事をしているので、どんなに忙しくても常に楽しかったです!
しいて挙げるとするなら、1年生と一緒に舞台を作り上げることができたのは嬉しかったです。「チームとして動いた」という実感が得られました。
――今回の実習で学んだことを教えてください。
冷静に判断する力の大切さを実感しました。
将来は、どんな現場でも周囲と信頼関係を築きながら、色んな人を支えられる人材として活躍していきたいです。
■最後に
――進路を迷っている高校生や、同じ業界を目指している後輩に向けて、アドバイスやエールをお願いします!
舞台監督はイベントで一番責任のあるポジションなので大変なこともありますが、成功したときの達成感も人一倍感じられるポジションです!
たくさん練習・準備すれば、前向きでいられると思います。
私も頑張ります!一緒に頑張りましょう!
古谷さん、ありがとうございました!
次回は8月15日(金)、照明セクションのチーフを務めた学生へのインタビューを公開予定です。
お楽しみに!