土木工学科

  • 2年制
  • 職業実践専門課程
  • 専門士

市基盤を築き
快適な社会を
創る土木技術者へ

土木施工、測量、ビオトープ、UAV(ドローン)の4つに的を絞ったカリキュラムを編成。
豊富な実習のほかeラーニングの活用など、学ぶ意欲に応える充実の学習支援で
地域に貢献し環境に配慮できる技術者の育成を目指します。

学科の特長

  • POINT

    01

    実践的な学習で
    施工管理技士になる

    建設業界で活躍するために必要な施工管理技士の資格取得を目指し、土木全般の知識を学習します。本校では高校で土木を学んだことがない普通科出身の学生も、確実に実力を養えるようサポートし、1級および2級の施工管理資格取得を目指します。

  • POINT

    02

    チームで実習を重ね
    協調性と統率力を養う

    チームで取り組む土木施工や測量などの実習。協力し合って実習を繰り返し、みんなで一つのものを作り上げることによって、多くの人の力を結集して完成を目指す土木・建設分野の現場で必要とされる人間性を身に付けます。

  • POINT

    03

    建設分野で不可欠な
    ドローン技術を習得

    「空の産業革命」ともいえるUAV(ドローン)は土木・建設分野に不可欠な存在となりました。ドローンを利活用する上で必要となる知識や操縦技術の習得をサポートするプログラムで、将来建設業界で活躍するドローン操縦士を育成します。

  • 目指す職種

    • 土木工事現場監督
    • 造園工事現場監督
    • 施工関連業務
    • 測量・設計業務
    • CADオペレータ
    • 建設機械オペレータ など
  • 目指す資格

    • 1級・2級土木施工管理技士
    • 1級・2級造園施工管理技士
    • 1級・2級管工事施工管理技士
    • 測量士・測量士補
    • 2級ビオトープ管理士(施工・計画)
    • 2級建設機械施工技士
    • 小型車両建設機械(3t未満)
    • 一等・二等無人航空機操縦士 など

HITP NEWS

土木工学

2年間の学び・
資格取得の流れ

学びのフローチャート 資格取得チャート
学年 内容 主要6資格の場合
1年次

土木で必要な基礎知識と機器操作、
測量技術の習得

構造、土質、測量、生態学などの基礎的
なことを学びながら、測量器の操作実
習、土木施工実習に取り組みます。

2級ビオトープ施工管理士
無人航空従事者
基礎技能(ドローン検定)

2年次

現場と同じ設備・環境での
体験型授業を展開

道路、橋梁、建設機械などをテーマに学
習。多くの実習を重ね、社会で通じる実
践的専門能力を養います。

2級ビオトープ計画管理士
測量士・測量士補
無人航空機操縦士

Check !

無人航空従事者3級ほかドローン関連資格の取得が可能

実習紹介

  • GNSS測量による測量実習

    人工衛星から電波を受信して位置を計測するための知識を学びます。衛星測位システムを活用するので、高精度な測量が可能です。

  • 土木材料実験

    土やコンクリートなどの土木構造物で利用する建設材料の性質や特性を調べ、より良い構造物を造るための基礎を学びます。

  • UAV操縦法

    ドローンシミュレーターやドローン実機を使用して操縦法を学びます。本校関連施設で実際にドローンを飛ばします。

学びの環境

ドローン実習室

実習室にはドローンシュミレーターがずらり。ドローン操縦法を学び、実機で練習します。施工管理や業務効率化など土木・建築のさまざまな場面で活用されるドローンについての知識や技術は、きっと将来役立ちます。

企業連携授業

職業実践専門課程

業界の最前線で活躍する講師から直接指導を受け、就職後に必要となる専門的実践力を育成します。

土木総合実習
〈施工内容〉
小学校体育館スロープのコンクリート敷き直し

講師は第一線の現場で働く連携企業の技術者。現場で培った経験を基にさまざまなアドバイスを受けながら実務に沿って施工技術を習得するとともに、プロとしての心構えも身につけます。

教員紹介

  • 﨑 将智先生

    土木工学科の魅力は、人々の暮らしを支えるものづくりができることです。初めての人でも学びやすいように基礎から学習できるカリキュラム構成で、「土木」を軸に「測量」「ビオトープ」「ドローン」の3つを加えた4つの柱を基本として学習します。それに加えて、CADなどのコンピュータ関連科目も学びます。実習では、グループ学習を中心に、体験しながら学べるように工夫して学習を進めています。

  • 増永 直規先生

    お城や城下町は、当時の土木技術の結晶です。そして今、皆さんが見ている街の景色も土木技術の積み重ねによるものであり、これからの日本をつくるのも土木技術です。土木業界も新技術を取り入れ年々進化しており、卒業生からは「新しい取り組みがあるから土木は楽しい」という話もあがります。全国規模の仕事から地元の暮らしを支える仕事まで、さまざまなスタイルで働ける土木を一緒に学んでみませんか。

就職実績2024年度

進路状況

就職  87.5%

進学 6.2%

自己開拓 6.2%

就職率

75%

あおみ建設(株)/河井建設工業(株)/(株)クボタ建設/(株)弘栄土木/山陽建設(株)/山陽工業(株)/下花建設(株)/住吉工業(株)/(株)田村建設/錦建設(株)/(株)藤川興業所/(株)ワールド測量設計

  • 2024年度実績
  • 就職率=就職希望者に対する内定率
    就職決定者数÷就職希望者数×100
  • 平均就職率は年度ごとに算出した就職率の平均

卒業生の活躍

― OB・OG INTERVIEW

肥海建設株式会社

土木施工管理

田上 智博 さん

2022年卒業 広島県立吉田高等学校出身
[2024年12月取材]

地域の安全を守る
頼りがいある技術者に

入社まもなくから2年ほど広島市安佐北区の砂防堰堤(砂防ダム)工事に携わってきました。現在は国道2号の一部である黄金橋の橋梁補修工事現場で、現場技術者として工事の安全や出来形・品質管理、測量などを行ない、現場を進行させています。これらの工事には、自然災害による建物、インフラの崩壊を未然に防ぐ意味もあり、地域の安全につながっています。
現在は先輩や協力業者の方から、より信頼される技術者を目指して、日々経験を積んでいるところです。
土木分野というと大変そうなイメージが先行しがちですが、構造物が完成した時の達成感や地域を守る充実感などたくさんの喜びも得られます。専門学校で土木についていろいろ学び、その楽しさについても知ってもらえればうれしいです。

山陽建設株式会社

土木施工管理

宇佐川 卓 さん

2017年卒業 広島県瀬戸内高等学校出身
[2023年1月取材]

大規模で、大勢の現場が
順調に動くように調整

今は船の修繕をするドックの埋め立て、護岸、排水、外構などの工事に携わっています。港湾構造物の工事現場は大規模で、多くの人が関わります。その過程で、取引先や発注者など各方面の都合を考慮しながら段取りを組まなければならないのですが、難しい分、スムーズにできると達成感があります。学校ではとても丁寧に専門的な分野を指導してくれます。自分の将来をできるだけ具体的にイメージし、自分の意志を大事に、進路を選択してください。