機械工学 2026.09.19
【レポート】ものづくり体験フェスタ =機械工学科=
9月19日(土)に小さなお子様から大人まで参加できるものづくり体験イベントを開催しました。このイベントは難しい工学を学ぶのではなく、「だれでも」「つくって」「さわって」「楽しめる」をコンセプトにしたイベントです。
機械工学科のブースは、懐かしのスライドパズル(15マスパズル)を出店しました。他の学科もそれぞれの専門分野を活かした楽しいブースを出店されていました。
今回は、機械工学科の出店の様子をレポートいたします。
「生産数は250セット」
本イベントは、今年が初開催のため、集客人数も予想がつかない状況で企画がスタートしました。今回のスライドパズルは、本イベント用にデザインされた特別仕様です。子供たちが触っても壊れにくく、数字の面と文字の面のハイブリッドで遊べるよう3次元CADを用いて設計されています。また、見た目もカラフルになるように多色刷りの3Dプリンタを用いて作成されています。完成品は普通のスライドパズルのようですが、実は完成するまでに様々な工夫やアイデアが出され、工学の技術が詰まったものづくりを行っています。

参加人数が不明の為、開催時間と作業時間を踏まえて、250セットを生産し、準備しました。
3Dプリンタでの生産は機械が行うとは言え、セッティングや取替、検品や袋詰めなど、一つひとつ丁寧に人間が心を込めて作業しています。
完成するまで、1セットあたり1時間はかかる計算になるので、全部で何時間?計算するとゾッとしますよね。
「環境に優しいスライドパズル」
今回のスライドパズルは、縦横4マスの16マスの領域に15枚のパーツが入る設定になっています。袋の中には15枚のパーツと枠組、枠を固定するピンと説明書が同封されています。枠に15枚のパーツを所定の位置に配置し、固定ピンで外れないように固定します。組立から固定まで、ボンドなどの接着剤は一切使いません。ビシッとサイズをコントロールしてはめ込む型式を採用しています。
イベント当日は、この組立を体験して頂きましたが、完成したスライドパズルは、番号を並び替える本来の遊びとして持ち帰って遊んでいただきたいと思っています。

袋を開けると沢山パーツが出てきます。数字と文字の2面あるので、考えながら順番にはめていきます。
使用している材質は、PLA(ポリ乳酸)と呼ばれ、トウモロコシやジャガイモなどの植物由来資源から作られる、環境に優しいバイオマスプラスチックです。
一般的なプラスチックは、概ね石油由来ですから、同じプラスチックの仲間でも生まれが違うタイプがある事を知って頂きたいですね。


完成させるとこんな感じなります。
小学生でも読めるようにフリガナ付きです。
「たい」に濁点が見えませんが、「こうだいせんもん」が正解です。印刷が甘めですみません。
「世代を繋ぐタイムカプセル」
当日は、想像を超える多くの来場者の方にお越しいただきました。
スライドパズルのブースへ足を運んでいただいた方は253人、153セットのスライドパズルをお持ち帰り頂きました。参加者は小さなお子様から大人まで、コンセプト通りに楽しんでいただけたようです。当日のブースは在校生がアシスタントとして参加しており、皆さんのサポートを致しました。不手際がございましたらご容赦ください。


大人から見れば、懐かしいスライドパズル。でも子供たちにとっては、新鮮なスライドパズル。
材質も作り方も時代と共に変化するけれど、遊び方は、昔と同じ。
同じ空間で、時代を越えて、新旧共鳴するタイムカプセルのようなスライドパズル。
もし、機会があれば、皆さんも体験してみてください。
ご参加頂きました皆様に心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。



