機械工学 2025.09.10
三波工業が語る「日本の防衛とものづくりの最前線」
職業教育の一環として企業講演会を開催しました。本講演会は、業界で求められる知識や技術の育成、そして社会人として働くための意識向上を図ることを目的としています。


今回の講演会は、広島県呉市に事業所を構える三波工業株式会社をお招きし、日本を取り巻く安全保障環境の変化に触れながら、三波工業が担う防衛関連事業の最前線について、貴重なお話を伺いました。
急速に変化する国際環境と防衛の重要性
講演の冒頭では、近年の国際情勢の変化により、日本の防衛体制にも柔軟かつ迅速な対応が求められていることが強調されました。三波工業は、こうした社会的ニーズに応えるべく、長年にわたり防衛装備品の設計・製造・整備に携わってきた企業です。
三波工業の事業紹介:設計・開発から整備まで
続いて、三波工業の事業内容についてご紹介いただきました。特に注目されたのは、以下の2つの部署です。
- 設計・開発・製造部門
最新技術を駆使し、防衛省関係の各種装備品の設計から製造までを行う部門。高い技術力と品質管理が求められる現場の様子が紹介され、学生たちも真剣な表情で耳を傾けていました。
- 整備部門
装備品の安全性と性能を維持するための整備業務を担う部門。現場での点検・修理の様子や、チームワークの重要性について具体的な事例を交えて説明されました。
学生たちの反応と今後への期待
講演後の質疑応答では、多くの質問が寄せられ、三波工業の担当者が一つひとつ丁寧に回答されました。ものづくりの現場で働くことのやりがいや、社会貢献の実感について語られる場面では、参加者の多くが深く感銘を受けていました。
今回の講演は、学生にとって防衛産業の理解を深める貴重な機会となるとともに、将来の進路選択において新たな視点を得る場となりました。
ご多忙のところ、貴重なご講演をいただきました三波工業株式会社様に心より御礼申し上げます。今後ともご指導の程、宜しくお願い申し上げます。



