土木工学 2025.11.17
ものづくりの原点は、人々の気持ち
今年も土木実習を行っています
実習を進めながら、ものづくりの原点は、関わる人の気持ちがあってこそだなぁ、と感じています。



実習場所は、なぎさ公園小学校
なぎさ公園小学校の児童生徒は裸足で芝生グラウンドを走り回ります。低学年校舎とグラウンドを結ぶ通路には、枕木を敷き並べた「花道」があります。
この花道の枕木ですが、経年劣化により木のとげが出てきていました。これが児童の足裏に刺さって痛い思いをすることがあったそうです。
(“とげ”が皮膚にささる「すいばり」は広島弁で、他県出身の学生には通じませんでした)
花道の整備 スタート
児童の怪我を防ぐために、何とかしてあげたい!という小学校の先生の気持ちを、本校学生が受け止めて、実習のスタートとなりました。
・段差などで小学生児童が不意な怪我をしないようにしよう
・小学校のパーパスである「とことん、ほんもの」を踏まえて、本物にこだわった材料を使おう
本校学生は、児童が安心して走り回れる花道整備に向けて、何をテーマに実習をすれば良いかを検討して、アイデアを絞り実習を行いました。
気持ちのバトンがつながる実習
小学校の先生の気持ちを受け取り、その課題点を何とかしようと本校学生が解決に向けて試行錯誤する、この想いをつないだ実習がもうすぐ完成します。
ぜひ児童たちに届いてほしいものです。
人の気持ちが、ものづくりの原動力となる、このような実習となっています。



