音響映像 2024.11.27
44th ドリーマーコンサートの裏側に迫る「照明チーフ」インタビュー

9月にアステールプラザで行われた音響・映像メディア学科のコンサート実習「ドリーマーコンサート」
今回から4回に分けて、「44th ドリーマーコンサートの裏側に迫る」と題して、「制作」、「音響」、「映像」、「照明」の4セクションの学生にお話を聞いていきます。
普段はわからないコンサートの裏側を掘り起こしていきましょう!
最終回の第4回は照明部門チーフの田中さん(広島県立広島工業高等学校出身)にお話を聞きました。
「照明」セクションの仕事内容と、あなたがどのような仕事を担当したのかを教えてください。
照明セクションのチーフを務めましたが、仕事はみんなとほぼ同じでした。
主な仕事は打ち込み(※1)、配線、本番のオペレート(※2)です。
※1・打ち込み
照明演出を曲の雰囲気やテンポで照明の色や動きを決めてあらかじめパソコンでシュミレートして打ち込むこと。
※2・オペレート
打ち込んだものを本番で演奏に合わせて照明卓を通じて操作すること。

本番に向けて、大変だったこと・苦労したことは?
大変だったのはやはり打ち込みです。照明セクションは人員がやや少なかったので1人1人が担当する曲数が多く、私は8曲を担当しました。
時間が足らなくて間に合うのか不安になりましたが、気合で乗り越えました。

本番中に大変だったこと・苦労したことは?また、それをどのように解決しましたか?
本番中は事前に準備したことをこなすのに精一杯でした。
その中でも大変だったのは本番ギリギリ前まであった修正とオペレートです。
照明にはトラブルがつきもので、今回のドリーマーも本番ギリギリまで修正しました。
また、8曲をオペレートするために切り替えのタイミングを覚えるのにも苦労しました。

本番を終えた時の気持ちを教えてください。
「楽しかった」です。
本番に向けての準備期間などは「早く終わってくれ」と何度も思いました。
しかし、本番を終えるとみんなと協力して作り上げたんだという達成感が湧いてきて「楽しい」と思えていました。


ドリーマーコンサートの準備期間から本番後までを通して、嬉しかったこと、楽しかったこと、実際の会場ならではの経験や達成感などあったら教えてください。
1年生が全員良い子で、楽しくイベントを進めることができました。一緒にドリーマーを乗り越えてすごく仲良くなれたので嬉しかったです。
また、照明は普段パソコン画面上の打ち込みでしか見られないので、会場で実際の照明を見た時はやはり圧倒されました。

今回の実習で得た経験を、将来どのように活かしたいですか?
今回の実習で、何事も楽しい気持ちで取り組むことと、そのために必要な粘り強さを学びました。
学んだことを胸に、社会に出て業務に貢献していきたいです。

進路を迷っている高校生や、同じ業界を目指している後輩に向けて、アドバイスやエールをお願いします。
何事も楽しく行うことが大切です。負のイメージを持ったままで行うと何をしても楽しくできないです。しっかり楽しむことを意識して取り組んでいきましょう。
「44th ドリーマーコンサートの裏側に迫る」と題して「制作」、「音響」、「映像」、「照明」の4回にわたって掲載しました記事も最終回です。
学生もドリーマーコンサートを成功させるため、大変な中にも楽しさや喜びを感じ、以前よりも成長した自分を実感できたのではないかと思います。
今後も学生インタビューを公開していくので、お楽しみに!
第3回:映像セクションインタビュー ≫