音響映像 2024.11.06
44th ドリーマーコンサートの裏側に迫る 「制作・実行委員長」インタビュー
第1回は「ドリーマーコンサート」の制作部門で実行委員長の松尾 莉沙さん(広島県立総合技術高等学校出身)にお話を聞きました。
Q1:「制作」セクションの仕事内容と、あなたがどのような仕事を担当したのかを教えてください。
A1:制作セクションではコンサート全体の企画、進行スケジュール、宣伝活動など運営全体を担当します。
その中で私は実行委員長を担当しました。実行委員長は全体の進行を決めて、アーティストブッキング(アーティストへの出演依頼)を行いますが、私は特に最初から最後までアーティストさんとの細かなやり取りを担当していました。

Q2:本番に向けて、大変だったこと・苦労したことは?また、それをどのように解決しましたか?
A2:アーティストさんを見つけることが一番大変でした。スケジュール等が合わず断られることが多かったのですが、今回はクラスメイトの紹介もあり、出演を交渉すると喜んで引き受けてくださり嬉しい思いでした。
私たちが普段学んでいることをアピールすることでアーティストさんも「すごいね!」と言ってくださり、ぜひ協力したいとおっしゃってくれた時はとても嬉しかったです。
ステージ脇で進行を見守る(右:松尾さん)
Q3:本番中に大変だったこと・苦労したことは?また、それをどのように解決しましたか?
A3:私は技術にそこまで関わっていなかったのですが、時間どおりにライブが進んで時間どおりにライブが終わってくれるかがとても不安でした。
アーティストさんのライブ時間はある程度分かるのですが、転換(アーティストが入れ替わる際のセットチェンジ)をほぼはじめてやるに等しかったのでそこをどれだけスムーズにできるのか心配で、舞台袖で簡単にできることは仕事をもらったりしながら時間どおりにできるように祈っていました。

Q4:本番を終えた時の気持ちを教えてください。
A4:バラシ(撤収作業)の時間が短くてバタバタでしたが、1.2年生が全員頑張ってくれてライブ自体は成功したと思っています。
なによりアーティストさんが喜んでくださったり、学生の動きをほめてくださったりしたので、それが一番嬉しかったし、やって良かったと思えました。

Q5:ドリーマーコンサートの準備期間から本番後までを通して、嬉しかったこと、楽しかったこと、良かったこと、実際の会場ならではの経験や達成感などあったら教えてください。
A5:アーティストさんが決まると一気に資料をもらって各セクションに配布します。そこから皆の動きが一気に活発になってコンサートに向けてどんどん進んでいくのを実感すると自然とワクワクしてきて楽しさが出てきました。
制作セクションではやることを分担して短期間で準備するようにしましたが、みんなでコミュニケーションをとりながら楽しく作業することが出来ました。
会場に入ると1年生も「何かすることありますか」と積極的に動こうとしてくれていて良かったです。
お客様が笑顔で帰っていかれる姿や、アーティストさんにたくさんの誉め言葉をいただけてやりがいを感じることができました。
Q6:今回の実習で得た経験を、将来どのように活かしたいですか?
A6:コンサートはたくさんのスタッフが力を合わせてやることで全てが成り立ちます。どんな仕事においても同じかもしれませんが、この業界もコミュニケーションが大切な業界ですのでこれからもより良いコミュニケーションができるように心がけていきたいです。

セクションごとに色分けされたスタッフTシャツ(ピンク:制作、白:映像)
Q7:進路を迷っている高校生や、同じ業界を目指している後輩に向けて、アドバイスやエールをお願いします。
A7:大変な業界ですが、頑張れば誰かに喜んでもらえて感動を与えられる業界だと思います。力仕事で大変なこともありますがやりがいを感じられると思います。
次回は11/13(水)「音響」セクションの学生のお話を紹介します。お楽しみに。
【Editor:入学相談室】