音響映像 2024.11.22
44th ドリーマーコンサートの裏側に迫る「映像チーフ」インタビュー
第3回は「ドリーマーコンサート」の映像部門チーフの吉尾 奏美さん(山口県立岩国高等学校出身)にお話を聞きました。
Q1:「映像」セクションの仕事内容と、あなたがどのような仕事を担当したのかを教えてください。
A1:私がいた映像セクションはカメラのオペレーション・切り替え、YouTube配信、ステージ上のスクリーンとYouTube配信への映像の送出、VTR制作などを行いました。
私は客席の後方にある通称「鳥屋(とや)」に設置したブースでカメラコントロールを使ったVE(主にカメラの明るさ調整)、ステージ前の水平移動させることができる三脚(ドリー)を使ったカメラのオペレーション、舞台下手(しもて)側でパソコンを使ったYouTube配信を行いました。

事前準備日の打ち合わせの様子
Q2:本番に向けて、大変だったこと・苦労したことは?
A2:映像セクションは各アーティストさんで担当が変わります。その配置を考えるのが大変でした。
全員から事前に希望を聞いて、できるだけ希望に沿えるような配置にしました。
人員配置以外にも当日会場で流すVTR制作が大幅に遅れてしまったり、当日の会場を想定したセッティング練習に授業時間外(放課後など)ではなかなか集まれなくて時間が取れなかったりしたことが大変でした。

YouTube配信の様子
Q3:本番中に大変だったこと・苦労したことは?また、それをどのように解決しましたか?
A3:VEの練習をしていなくて、操作の仕方に苦戦しました。時間が経つうちに慣れてきたので良かったのですが、基本の操作だけでも練習しておけば良かったと思いました。

Q4:本番を終えた時の気持ちを教えてください。
A4:ひとまず無事に終わって良かったという気持ちと、あの時こうすればよかったなという反省の気持ちが同時にわきました。

クレーンカメラの操作
Q5:ドリーマーコンサートの準備期間から本番後までを通して、嬉しかったこと、楽しかったこと、良かったこと、実際の会場ならではの経験や達成感などあったら教えてください。
A5:1年生と2年生が始終良い雰囲気だったこと。タイトに詰め込んだスケジュールの中で作ったVTRでしたが、先生にすごく良いと言ってもらえたことが嬉しかったです。
良かったのは仕込み日と本番の日がスケジュール通りに進んだこと。
実際の会場でお客様に生で見てもらうことも、アーティストさんを呼んで実習が出来ることも滅多にできることではありません。すごく良い経験をしたなと思っています。

席後方のカメラ
Q6:今回の実習で得た経験を、将来どのように活かしたいですか?
A6:VTRの制作スケジュールが計画していたものより大幅に遅れたので、VTRの制作に関しては内容を考慮した上でスケジュールに余裕を持たせるようにしていきたいです。

レコーディングの様子(左:音響、右:映像)
Q7:進路を迷っている高校生や、同じ業界を目指している後輩に向けて、アドバイスやエールをお願いします。
A7:自分の興味のあることに挑戦出来るって本当に楽しいです。ぜひこの世界に飛び込んでみてください。
次回は11/27(水)「照明」セクションの学生のお話を紹介します。お楽しみに。
【Editor:入学相談室】